お葬式
なぜ、葬式を行うのか
普段信心深くもないのに、人が亡くなるとお坊さんを呼び、大金を払いお経を頼む。謎である。
この答えは、死者へ敬意の示し方のパッケージ化だ。
仮に宗教がなければどのような手順で、遺体を処理すればいいのか分からない。
宗教のパッケージに沿って、物を捧げ、お経を読み、戒名を貰い、お墓に入れる。
葬式をすれば、自分にも周囲の人にも、死者への敬意を示すことができる。
便利なパッケージだ。
あくまで、主役である死人は文字通り死んでいるため、死後になにが行われているかを知ることはできない。
葬式で自分は死者に敬意を示したと納得するのは残された人であって死者ではない。
葬式は残された人が納得するものであって、それの主役である死人の為に行われる物ではない。
死者になってからどうこうするのてなく、死ぬ前に大事にしてやればいいのになと思う。
元気なうちに、葬式代に相当するお金で旅行に連れて行ってやるとかのほうがよっぽど有意義だ。
少なくとも私はそうしてほしい。